音楽を聴くこと、自分の好みを探しませんか?

夏のコンクールが終わると、

いよいよ秋のコンクールに向けて 

学習が始まります!


私は秋のコンクールの課題曲の方が

好きなのですが、

今年もショパン、シューマン、

ドビュッシー、バッハと

素敵な名前がずらりと並びます。



バッハはまた本を読み返し、

代表曲のミサ曲bmollを聞いてみたり

シューマンは

愛の調べというモノクロの古い映画を

初めて観たり、

とにかく相手の事を探りなおす日々。



学生の頃から、

取り掛かる作曲家の事は調べたり、

視聴室にこもっては

自分の弾く曲を弾いている

ピアニストさんのCDを片っ端から調べあげ

何十回と聴いていたのですが、

それは私にとっては意味の大きな

勉強でした。


自分の知らない表現を知りたい

自分の好きな音を探りたい

作曲家の想いを知りたい

なんだったら作曲家その人になりたい


いわば探究心です。


聴きまくったあとには、

自分の演奏を録音して聞いては細かな

修正を入れていきます。



そうしていく中で

じぶんの足りないものを知り、

目標が見えたらまた頑張る、

探究心の源動力はすごいものです。


この頃は音楽を聞かない子が増えた

と、他のピアノの先生とお話をしていました。


聞く機会がないから?

興味がないから?

でもそれっていかにも日本人ならでは

なような気もします。


ヨーロッパでは音楽が日常に

入り込んでいて、

だからこその表現力と楽しみ方が

あるように思います。



音楽を聞く、

自分の弾く曲にだけは

興味を持つ、

ユーチューブの音源は

私はあまり好きではありませんが

身近にあるものでピアノキッズ達に、

沢山好きな音楽を聞いてほしいと

願っています。