音の長さを正しく弾けるかは読譜力と耳です。
音には長さがあります。
でも、ちゃんと楽譜をみれないとお休みや音の長さを守ってはくれません。
何故音の長さを守るのか。
それは、
・そこで音が重なってほしくないから。
・リズムを感じてほしいから。
・音が混ざると響きが汚いから。
など、様々に理由があります。
音の長さを守れず、腱板を押しっぱなしにしてしまうと、シャツをズボンやスカートに
しまい忘れたようなだらしない音楽になる事があります。
特に、バッハやモーツァルト、ベートーヴェンなどバロック、古典派は休みや長さを無視してはなりません。
何故音をのばしたままになるのか
その多くは、
・楽譜を正しく見れていないから。
・音を聞けていないからです。
楽譜をみるというと音だけを見て休符や指番号その他の指示を見えていない子はわりと多くいます。それでは正しく弾くことは出来ません。
楽譜に何があるのかを確認しましょう。
それも、出来ればお子様自身に見つけてもらいます。
休符も音符であることを伝え、音の長さをリズムでとりながらうまく入らない時はリズム打ちをします。
そして、耳をよく使います。音を長くのばすと右と左で重なる音があります。
その重なる音をよく聞いて、ハーモニーを感じます。
また、音が長すぎてしまうときは音を切る前の音をよく意識して、この音がなったら離す、この音といっしょに離すを意識するようにします。
子どもは2つのことを同時にやるのは
苦手だったりします。
片手ずつ練習する事も大切です。
発表会やコンクールの曲であれば一回両手で弾けても譜読みが甘い箇所があったりするので、もう一度片手ずつ弾きなおします。
(余談ですが、
初期の音楽では、その音型から
涙であったり、ため息であったり
表現のモチーフがありました。
涙のパヴァーヌと言われるのは
涙の音型が多いからです。)
正しく楽譜を見ること。楽譜から読み取ること。それは上達への近道♪
楽譜をよくみながら弾くのは抵抗感が生まれやすいので、そうなる前に小さいうちからていねいに楽譜を見る習慣をつけたいですね!
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